こんにちは焼却炉です。
焼却炉のアカウントを作って早1年になりました。
今回は作った当時を振り返ろうかなって思います。
元々私はXwitter ではリアルで繋がりある人間のみフォローしている非公開アカウントしか持っていませんでした。
公開アカウントをあまり必要性を感じなかったのもありますが、知らない人と関わってめんどうごとに巻き込まれるのも嫌だという気持ちが大きかったです。
そこまでは覚えているんですけど、それだとなぜ焼却炉のアカウントを作ったのか謎ですよね。思い出せません。
創作物をあげるためかなって思ったんですけど、絵を描くのに目覚めたのはアカウント作った4ヶ月後の夏なので関係ないんですよね。
どう頑張っても思い出せなそうですね。
ということで、このアカウントを作った頃の自分を思い描きながら、その脳内を覗いてみようと思います!
まず、当時の自分をイメージします。
毎日鏡を見ているので自分の姿は余裕でイメージできますね。
身長低めで金髪のロング、童顔で幸薄そうな少女です。働く前なので学生の頃よく来ていたモノトーンのカジュアルな服装をしていました。新生活の準備の最中だったので、出かけるときはいつも大きめのリュックサックを背負っていましたね。
浮かび上がってきました。
次は私が歩いていた場所を思い返してみます。
このアカウントを作った3月あたり、確か新宿のトー横と呼ばれる辺りを初めて訪れたときに衝撃を受けたことが印象に残っています。
怖いイメージを持っていたので昼間に行ったのですが、それでも話に聞いていたトー横の雰囲気を目に焼き付けることができました。
思考を凝らしていくと、だんだん1年前の私が新宿を歩いている姿が想像できました。
現在、私は1年前の新宿を上空から見ています。
そして視界には当時の自分が映っています。東京に来たばっかりで、新宿の人混みの中を周りをキョロキョロしながら歩いています。可愛いですね。
都内は昔住んでいた場所よりも圧倒的に人が多いです。各々の目的地へ向かう人、隅には待ち合わせをしている人や路上でパフォーマンスをする人、道の真ん中に立ち止まる家族連れの外国人やナンパ師。様々な人が見れるという意味では面白いですが、ここまで多いと息苦しくなってしまいます。流石に1年いて慣れましたが人が多い事実は変わりません。新宿では駅を出たところからしばらく自分のペースで歩けなくなる、こんなイベント会場の最寄駅みたいな現象が毎日起きています。ものすごい人口密度、首都いですね。
話が逸れてしまいました。こんな風に過去の情景を振り返っているのは昔の自分を思い出すためでした。
では早速脳内を覗き見てみましょう!
新宿を歩いている私に焦点を当てて頭に想像上の単眼鏡を突き刺します。
これは実際に肉体に突き刺しているわけではないです。そもそもこの描写自体が言わば回想のメタファーです。
その瞬間、当時の私が突然声をあげました。
「なんか私のこと思考盗聴している人がいる気がする!」
私は昔から他者からの視線や干渉に敏感でした。今の私の振り返り、すなわち未来の自分が自分の脳内を覗き見る行為に気がついてしまったのです。
「やめて!私のことを見ないで!」
当時の私は慌ててアルミホイルを頭に被り、思考盗聴対策を行いました。
アルミホイル被ったら思考盗聴されなくなるので安心ですよね。
「これで安心!」
安寧を手にした私は微笑みながらまた歩き出しました。
奇行を繰り返す私を周りにいた人たちは二度見した後、何事も無かったかのように歩いていきます。ナンパ師だって私を電波ちゃんと見做した瞬間寄ってこなくなります。アルミホイルを被って歩く私を後ろから盗撮する人がいるくらいです。彼らも私を人間ではなくただの見世物としか見ていないでしょう。
東京は他人に無関心で淋しい街です。
さて、頭にアルミホイルを巻いた人の脳内は思考盗聴できないので、当時の私が何を考えていたか覗き見ることができなくなってしまいました。
これから社会人になる当時の私に頑張れとエールを飛ばして、回想は終わりにします。
「今度は私を馬鹿にする声が聞こえた…」
当時の私は熱い応援メッセージが届いたのか頭を抱えて蹲り、頭に巻くアルミホイルをさらに増やしていました。
ということで、なんでこのアカウント作ったのかを知るという目的が果たせなくなってしまいました。
なんでこのアカウント作ったんでしょうね。
ふしぎ〜
おわり〜